2011/9/21

ロシア

ダイムラーとカマズ、新型トラック生産で提携強化

この記事の要約

ダイムラーグループのトラック部門であるダイムラー・トラックスは16日、モスクワ商用車見本市Comtransで、ロシアの同業カマズと共同開発した同国向けモデル「カマズ・トラック」を披露した。新型トラックの生産に向けて両社は […]

ダイムラーグループのトラック部門であるダイムラー・トラックスは16日、モスクワ商用車見本市Comtransで、ロシアの同業カマズと共同開発した同国向けモデル「カマズ・トラック」を披露した。新型トラックの生産に向けて両社は提携関係を強化する方針だ。

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カマズ・トラックはダイムラーの部品を採用。カマズがロシア市場向けにデザインを調整した。2014年にロシアで義務化されるガス規制「ユーロ5」の基準を満たす。

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ダイムラー・トラックスとカマズは昨年12月に合意した車軸の合弁生産に加え、これまでに運転台の製造でも提携覚書を交わしている。来年後半からダイムラーがカマズに運転台を供給する予定だ。将来的に、タタルスタン共和国チェルニーにあるカマズ工場で運転台を生産することも視野に入れる。

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ダイムラー・トラックスによると、ロシアは6トン超トラックの市場として欧州最大規模を誇る。販売台数は昨年の7万9,000台から2020年には19万台近くに拡大すると予測される有望市場だ。同社は現地企業との提携を通して最新型トラックをロシア市場に供給していく考えを確認した。

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