2011/10/26

ポーランド

ポーランド9月鉱工業生産、予想以上の伸び

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が19日発表した9月の鉱工業生産(建設業を除く、速報値)は名目ベースで前年同月比7.7%増、前月比13%増となり、ブルームバーグが実施したアナリスト予想の中央値5.2%、10%をそれぞれ大き […]

ポーランド中央統計局(GUS)が19日発表した9月の鉱工業生産(建設業を除く、速報値)は名目ベースで前年同月比7.7%増、前月比13%増となり、ブルームバーグが実施したアナリスト予想の中央値5.2%、10%をそれぞれ大きく上回った。ただ、ザホドニ銀行のアナリストは「過去に確保した受注が今回の伸びにつながった」と指摘。今後は新規受注が減り、鉱工業生産も減少するとの見通しを示した。

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前年同期比では、製造業が8.7%増加した一方、鉱業・採石は3.7%減少した。エネルギー(電力、ガス、蒸気、温水)の生産・供給は0.8%増だった。また、1-9月期の鉱工業生産は前年同期比で7%増となった。

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欧州復興開発銀行(EBRD)は18日に発表した中東欧・中央アジアの最新の経済見通しで、ポーランドの2011、12年の国内総生産(GDP)の伸びを3.7%、2.2%と予想し、7月の予想(それぞれ3.8%、3.5%)を下方修正した。一方、ポーランド政府はこれまで通り、今年と来年に4%の成長を見込んでいる。今年1-3月期のGDP成長率は4.4%、4-6月期は4.3%だった。

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