2011/11/9

CIS諸国

墺アクティブ・ソーラー、ウクライナで大規模プラントが完成

この記事の要約

太陽光発電を手がけるオーストリアのアクティブ・ソーラーは10月後半、ウクライナ南部クリミア半島で進めていた大規模な太陽光発電プラント建設プロジェクトの最終工期を終えた。同プロジェクトは4工期にわたっており、第3工期までに […]

太陽光発電を手がけるオーストリアのアクティブ・ソーラーは10月後半、ウクライナ南部クリミア半島で進めていた大規模な太陽光発電プラント建設プロジェクトの最終工期を終えた。同プロジェクトは4工期にわたっており、第3工期までに完成した3つの発電設備はすでに送電網に接続し、稼働している。

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クリミア半島のオホトニコボにある太陽光発電プラントは、発電能力20メガワット(MW)の4つの発電設備から成る。総発電能力は80MWで中東欧では最大。年間発電量は2万世帯の需要に相当する10万メガワット時(MWh)に上る見通しだ。年間8万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果も見込まれている。

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ウクライナは2008年、再生可能エネルギーの促進を図るため、固定買取価格(フィードインタリフ)制度を導入した。クリミア半島など南部の黒海沿岸部は気候的にも太陽光発電に適している場所が多い。

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アクティブ・ソーラーは、クリミア半島のロドニコボエにも7.5MWの太陽光発電プラントを建設した。また、先ごろは黒海に面した港湾都市オデッサに支店を開設。新たなプロジェクトに向けて、今後、同地域で大規模な雇用を進める方針だ。

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