チェコ統計局（CSU）は9日、2011年7-9月期の経済成長率を前年同期比1.2％に下方修正した。これは速報値を0.3ポイント下回る数値。前期比でも増減なしから0.1％のマイナスに下方修正した。
\チェコ経済は2010年7-9月期に減速に転じて以来、成長率の縮小傾向が続き、当期に至ってゼロ成長まで低下した。CSUでは、最終消費支出と総資本形成の縮小分を対外取引黒字がほぼ完全に相殺した形と説明している。
\総付加価値（GVA）に最も貢献したのは製造業で、前年同期に比べて11％の増加を示した。しかし、前期実績には及ばなかった。流通（宿泊・飲食業を服務）は前年同期、前期のいずれと比べても減少した。逆に、防衛、教育、医療・福祉などの非市場サービスは前年同期比、前期比の両方で微増を記録した。
\業種別では金融・保険業と農林業の伸びが目立った。逆に、建設業は縮小が続いた。
\GVAは前年同期比で1.1％増加したが、前期比ではプラスマイナスゼロにとどまった。
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