ポーランドで1日から施行された薬剤費の還付に関する法律をめぐって混乱が続いている問題で、最大野党の法と正義(PiS) は、アルウコヴィチ保健相の不信任決議案を提出する方針だ。PiSのピエハ議員が3日、記者会見で明らかにした。
\問題となっている法律は、医師が治療に使用するすべての処方薬について、患者が健康保健から受けることができる還付の水準を決定することを求める内容で、医師からは事務負担が増加すると反発の声があがっている。一部の医師は新法への抗議として規定に従わない処方箋を患者に交付しており、患者が必要な還付を受けられないという事態も生じている。
\ピエハ議員は、アルウコヴィチ保健相が就任してから数週間しか経っていないことに言及しつつも、「保健相のポストを受け入れた時点で、自分がどういう立場にあるかは分かっていたはずだ」と、大臣としての責任を問う姿勢を強調した。新法は、現在下院議長を務めるコパチ前保健相のもとで策定された。
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