ハンガリー中央統計局(KSH)が3日発表した2011年第3四半期(7~9月)の一般政府部門の財政収支は4,040億フォリントの赤字ととなり、国内総生産(GDP)に占める赤字の比率は5.7%だった。第3四半期の歳入は前年同期比6.3%増の3兆1,670億フォリント。社会保険料が15.9%、売上税および輸入関税が10.1%増加した一方、所得税は19%減少した。歳出は12.6%増の3兆5,710億フォリント。人件費は横ばい、公共投資が19%減少した一方、付加価値税還付金などを含む「その他の支出」が80.1%増加した。
\11年第1~第3四半期(1~9月)の政府部門の収支は1兆5,370億フォリントの黒字だった。民間年金基金資産の国庫移管分を含む歳入は11兆6,310億フォリント、歳出は10兆950億フォリントだった。ただし、民間年金基金資産の国庫移管分を除くと歳入は8兆9,147億フォリントとなり、収支は1兆1,800億フォリントの赤字。赤字の対GDP比率は5.6%だった。
\