2012/1/11

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

グルジア、2012年から水力発電所建設を加速

この記事の要約

グルジアは今年、17の水力発電所の建設に着手する。これは、『IA Regnum』通信社がグルジアのエネルギー・資源省から得た情報として4日報じたもので、プロジェクト全体の投資規模は35億ドルと見積もられている。最大規模の […]

グルジアは今年、17の水力発電所の建設に着手する。これは、『IA Regnum』通信社がグルジアのエネルギー・資源省から得た情報として4日報じたもので、プロジェクト全体の投資規模は35億ドルと見積もられている。最大規模の発電所はナマワニ(Namahwani)とネスクラ(Neskra)に建設され、発電能力は計2ギガワット以上という。ルーマニアの電力会社トランスエレクトリカは先頃、イングリ川に新発電所を建設する計画を発表した。発電能力は720メガワット。高さ205メートルのダムと、4~5平方キロメートルの貯水池を建設する。水力発電所の建設プロジェクトにはグルジアだけでなく、ロシア、アメリカ、中国、トルコなど国外企業も参加する。

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水資源が豊富なグルジアは2015年までに水力発電所の数を2倍に増やす計画を立てている。同国は現在、エネルギーを輸入に頼っているが、自給率を引き上げ、電力輸出国への転換を目指していく。このため、隣国と結ぶ新たな送電網の建設も計画している。

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