ドイツ南部のガス会社であるバイエルン・ガスが、欧州連合(EU)の後援で進められているパイプラインプロジェクト「ナブッコ計画」への投資を検討している。採算性を検討した上で、年内にも結論を出す予定だ。ハル社長によると、プロジェクトには直接参加せず、金融投資の形態をとる。
\ナブッコ計画は、カスピ海沿岸諸国で産出するガスをロシアを経由せずに南欧まで輸送する目的でパイプラインを敷設するもの。全長は3,900キロメートルで年間輸送能力310億立方メートルが予定されている。早ければ2013年にも着工する。
\プロジェクトにはオーストリアOMV、独RWE、ハンガリーMOL、トルコのボタス、ブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)、ルーマニアのトランスガズが出資している。
\