2012/1/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ホンダがトルコでの生産強化、北アフリカへの輸出狙う

この記事の要約

ホンダがトルコで7,500万トルコリラ(約4,000万米ドル)の大型投資を検討している。同社は現地で人気の高いシビック・セダンに新型バージョンを導入するとともに、北アフリカへの本格的な輸出も視野に入れ、生産体制を強化する […]

ホンダがトルコで7,500万トルコリラ(約4,000万米ドル)の大型投資を検討している。同社は現地で人気の高いシビック・セダンに新型バージョンを導入するとともに、北アフリカへの本格的な輸出も視野に入れ、生産体制を強化する考えだ。このほど開かれた新型バージョンの発売説明会で、現地子会社の山崎社長が計画を明らかにした。

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トルコ・コジャエリ県の工場はシビック・セダンの主要生産拠点のひとつ。過去3年間の平均生産台数は年間1万8,000~2万台に上り、今年は2万5,000台の生産を計画。うち1万5,000台が国内市場向け、1万台は輸出向けという。新型バージョンの導入や輸出強化に伴い、生産能力を5万台に引き上げる考えで、本社との協議が進んでいるという。新型車はすでにロシア、ポーランド、イスラエル、エジプト、ヨルダンへの輸出が決まっている。

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今後は、北アフリカ市場への輸出にも力を入れる。北アフリカはトルコから地理的に近いうえ、自由貿易協定を結んでいる国が多いことから輸出しやすいという長所があるようだ。

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