2012/1/25

チェコ・スロバキア

チェコ最大の広告主は独ヘンケル

この記事の要約

チェコのメディア調査会社Admosphereは、このほど2011年の広告主ランキングを発表した。1位は独化学・日用品大手のヘンケルで、13億9,000万コロナを広告宣伝に投資した。2位は米化粧品・日用品大手プロクター・ア […]

チェコのメディア調査会社Admosphereは、このほど2011年の広告主ランキングを発表した。1位は独化学・日用品大手のヘンケルで、13億9,000万コロナを広告宣伝に投資した。2位は米化粧品・日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のP&Gチェコ・レパブリック(13億コロナ)、3位は英同業のユニリーバ(11億9,000万コロナ)だった。

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上位3社の広告宣伝投資は前年実績をそれぞれ3.91%(ヘンケル)、13.8%(P&G)、1.36%(ユニリーバ)下回った。特にP&Gの落ち込みが著しかった。対照的に大幅に伸ばしたのは、現代自動車と米菓子大手のリグレーで、それぞれ5億8440万コロナ、3億3,340万コロナに拡大した。

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分野別では昨年と同様、化粧品や香水分野の広告投資が最も多かった(48億5,000万コロナ)。続いて金融(37億5,000万コロナ)、自動車(37億3,000万コロナ)となった。

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チェコの広告業界では回復の兆しが見られる。昨年1‐11月の広告出稿高は前年同期比2%増の523億3,000万コロナ。媒体別では、テレビ広告と屋外広告が最も多く、同期のテレビ広告の出稿高は前年同期比14%増の263憶コロナに拡大した。雑誌やインターネット広告はそれぞれ10%、4%減少した。

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上記の企業の他、独ディスカウントスーパーのリドル、仏化粧品大手のロレアル、独通信大手のT-モバイルや英同業のボーダフォンなども広告主トップ10に入っている。

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(1CZK=3.97JPY)

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