トルコで企業の合弁買収(M & A )が活発になっており、今年は200億ドル規模に達する見通しだ。経済専門誌『ドゥンヤ』が明らかにした。
\同国では昨年241件、総額150億ドルのM & A取引が成立した。うち74%がクロスボーダー(国際間取引)で、総額で111億となった。今年は、外資が中小企業の買収に積極的であることや電力インフラ事業、民営化計画などがあることから、M & Aがさらに活発になるとみられている。
\投資ファンドもトルコのM & A市場に積極的に参入している。3年前から医療サービス、エネルギー、小売、電子商取引分野でM&Aが増えてきており、これまでに250億ドルの取引があった。大型M & Aとしては、ディアジオ(スペイン酒造メーカー)によるメイ・イチキ(トルコ同業大手)の買収やBBVA銀行(スペイン)によるガランティ銀行(トルコ)の買収、IDO(イスタンブールのフェリー会社)の民営化などがあった。
\専門家は、今年はクロスボーダーM & Aで120億ドル、民営化投資で80億ドルが見込まれるとしている。
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