独エネルギー最大手エーオンは17日、京都議定書に基づく共同実施(JI)事業2件がロシア政府から承認を受けたと発表した。
\JIは京都議定書に規定される柔軟性措置の一つで、投資先進国が実施先進国で温暖化ガス削減事業を行い、それによって得られた排出削減量を排出権として取引するもの。エーオンが今回承認を受けたのは、ハンティ・マンシ自治管区のスルグツカヤ発電所とモスクワ州のヤイビンスク発電所に建設したガス複合発電(CCGT)プラントで、合計出力は1,200メガワット(MW)。2012年に330万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込まれるという。
\エーオンは10年にもシャツルスク発電所に出力400MWのCCGTプラントの建設でロシア政府からJI事業の認定を受けている。
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