2012/1/25

ロシア

モスクワ地下鉄、Wi-Fi導入を検討

この記事の要約

モスクワ・メトロ(モスクワ市営地下鉄)が、車両に公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを導入することを検討している。年内に一部の車両を使って接続試験を実施する予定だが、詳細は明らかにしていない。\ 日刊紙『モスクワ・タイム […]

モスクワ・メトロ(モスクワ市営地下鉄)が、車両に公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを導入することを検討している。年内に一部の車両を使って接続試験を実施する予定だが、詳細は明らかにしていない。

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日刊紙『モスクワ・タイムズ』によると、モスクワ・メトロはWi-Fiサービスの導入によって地下鉄駅の構内や車両にたむろする人が増えるのを懸念している。このため、登録を義務付けることを検討しているという。

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同国の通信大手モバイル・テルシステム(MTS)とヴィンペルコムは、同事業への参加に意欲を見せている。両社とメガフォンの通信大手3社は、ほとんどの地下鉄駅に基地局を設置済みで、地下鉄駅構内で携帯電話が利用できるようになっている。Wi-Fiについては、ヴィンペルコムとMTSがすでに一部の駅で構内サービスを提供している。ヴィンペルコムの加入者は2~3ギガの高速アクセスが可能という。また、MTSは市バスでもWi-Fiサービスの実用試験を実施している。

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尚、通信大手3社の携帯基地局と接続する光ファイバー網は、MTSが95%出資する地下鉄サービスプロバイダーのメトロ・テレコムが運営している。

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