ハンガリー中央銀行の国立銀行(MNB)がこのほど発表したデータによると、欧州連合(EU)からハンガリーへの純移転(キャッシュフローベース)は2011年10-12月期に17億ユーロとなり、四半期ベースで過去最高を記録した。11年通年でも43億7,000万ユーロと、過去最高だった09年の27億3,000万ユーロを大きく上回った。
\現地経済紙『エコニュース』の試算によると、純移転は09年に10.8%、10年に9.4%、11年1-9月期に13.1%それぞれMNBの外貨準備を押し上げた。発生主義ベースで見ると、EUからハンガリーの純移転は同国がEUに加盟した04年5月以降、07年を除き増加を続けている。発生主義ベースで見た純移転は11年1-9月期で31億4,800万ユーロとなり、10年通年の33億1,700万ユーロに迫る数字となっている。
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