2012/2/1

チェコ・スロバキア

チェコ1月景況感指数、前月比2.5ポイント上昇

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が24日発表した1月の景況感指数(総合)は87.2で、過去2年近くで最低となった昨年12月から2.5ポイント回復した。1年前の95.6に比べると、依然として低い水準にある。 \ 事業者の景況感を業種 […]

チェコ統計局(CSU)が24日発表した1月の景況感指数(総合)は87.2で、過去2年近くで最低となった昨年12月から2.5ポイント回復した。1年前の95.6に比べると、依然として低い水準にある。 

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事業者の景況感を業種別に見ると、鉱工業の現状評価はやや改善した。1月は設備稼働率がやや低下し在庫も増えているが、輸出向け受注が上向いており、向こう3カ月間は生産が拡大し雇用安定につながると業界は見ている。商業やサービス業の景況感も前月に比べ良くなったが、建設業では4カ月連続で悪化した。雇用見通しは幾分改善し、失業者数がやや減ると予測する企業の割合が全体的に増えている。

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昨年第4四半期に著しく悪化した消費者の景況感も回復している。「消費者は今年1年で景気と家計が悪化するという心配はあまりしていない」とCSUは分析。失業者が増えると予想する消費者の数もやや減った。ただ、家計の半分近くは、現状の家計が楽でないため節約すると回答している。

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