リトアニア国営の石油ターミナル運営会社クライペドス・ナフタ(Klaipedos Nafta)は1月23日、浮体式液化天然ガス(LNG)受入基地(FSRU)の建設業者にノルウェーのHoegh LNGを選定したと発表した。今月中に正式契約する。
\FSRUは17万立方メートルの処理能力を持ち、2014年末の稼働開始を予定している。クライペドス・ナフタのマシウリス・ジェネラルマネージャーは、FSRUが完成すれば1日当たりの天然ガス供給量が1,100万トンになり、国内消費を賄うことができると説明。「ロシアからの天然ガス供給が途絶えた場合にも十分なガスを供給できるようになる」と語った。
\国内のガス消費を100%ロシアからの輸入に依存しているリトアニアは、ガス調達先の多様化を目指しており、昨年5月には米シェニーレ・エナジーとLNGの供給で合意している。シェニーレ・エナジーは2015年までに輸出を開始する意向を示している。
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