2012/2/8

総合・マクロ

中東欧不動産市場が活況、11年投資額は前年の2倍

この記事の要約

中東欧の不動産投資が堅調だ。不動産サービス世界大手CBREの調査によると、2011年の投資額は前年の2倍近い112億ユーロに上り、欧州全体の約1割を占めた。投資が活発だったのは、西欧諸国ほど財政問題が深刻化しておらず、十 […]

中東欧の不動産投資が堅調だ。不動産サービス世界大手CBREの調査によると、2011年の投資額は前年の2倍近い112億ユーロに上り、欧州全体の約1割を占めた。投資が活発だったのは、西欧諸国ほど財政問題が深刻化しておらず、十分な投資利回りも期待できるためで、CBREは「ある程度のリスクはあるが十分報われる」と分析している。

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昨年は、中東欧では特にチェコとポーランドが投資市場として人気が高く、また、ロシアでの不動産開発も再び活発化した。CBREの中東欧事業責任者リッダー氏によると、昨年は投資家の「質への逃避」が進む中でリスクが小さい東欧諸国が注目され、特に立地条件が良く安定した投資利回りが期待できるショッピングセンターなどへの投資が活発だった。ロシア、ポーランド、ルーマニアは今年も引き続き活況を呈すると見られる。

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欧州全体の不動産投資額は4%増の1,150億ユーロだった。特に、ドイツ、フランス、英国、スウェーデンの投資が活発だった。

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