墺水力発電大手エンゾー・ヒドロが南東欧での事業拡大を計画している。経済情報サイト『ズード・オイローパ・アクトゥエル』がこのほど報じた。同社は、新プロジェクトを推進するため、6月末までにドイツ銀行のファンド子会社DWSから7,000万ユーロを調達する。最終的には現地で調達する資金も合わせて総額1億3,000万ユーロを南東欧の水力発電事業に投資する計画という。
\エンゾーのゲオルグ・キューハス社長によると、同社は現在、主にブルガリア、ルーマニア、セルビアで投資先を探している。モンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナに投資する可能性もあるという。
\エンゾー・ヒドロは南東欧ですでに4発電所(年間発電量200GWh)を運営している。2016年までに同地域で277MWクラスの水力発電所を20ヵ所以上持つことを計画している。
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