2012/2/8

チェコ・スロバキア

ポーランド風力発電大手の経営権取得

この記事の要約

チェコ国営電力CEZはこのほど、ポーランド風力発電大手のエコ・ウィンド・コンストラクションの過半数株を取得したと発表した。同社は2016年までに、新たに3,000MWの再生可能エネルギーを国外から調達することを目指してお […]

チェコ国営電力CEZはこのほど、ポーランド風力発電大手のエコ・ウィンド・コンストラクションの過半数株を取得したと発表した。同社は2016年までに、新たに3,000MWの再生可能エネルギーを国外から調達することを目指しており、この目標の達成に向けた道が開けることになる。

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ポーランドにあるCEZの送電会社によると、CEZはエコ・ウィンド株式の67%を取得する契約に署名、オプションとして残り33%を取得できる権利も取得した。

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エコ・ウィンドはポーランドで24件の風力発電プロジェクト(総発電量1,156MW)を推進している。同社は当初、ポーランドの鉄道建設大手トラクチヤ・ティルトラ(41%)とスペイン再可エネ大手のコムサ・エムテ ・エネルギア・ レノバブル(9%)によって設立された。両社は昨年からエコ・ウィンドの売却を検討していた。

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CEZは現在チェコのテメリン原子力発電所で新たに原発2基を建設することを計画している。国外からの再可エネの調達を強化することで、建設期間中のキャッシュフローを確保する狙いがある。

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なお、エコ・ウィンドの発電能力は原発1基分に相当する。

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