チェコ航空(CSA)はこのほど、チャーター部門を5億3,000万コルナで政府系持株会社のチェスキー・エアロホールディングに売却した。ニュースサイト『iDnes.cz』が1月30日伝えた。
\CSAはチャーター部門の売却益を経営再建に充てる計画。ただ、チャーター部門の2010年時点の評価額は1億8,100万コルナで、今回の売却額と大きな開きがある。このため、この取引がEUの国家補助規定に違反しているとして欧州委員会が調査に乗り出す可能性があると『iDnes.cz』は指摘している。
\CSAは先月半ば座席利用率がやや改善したと発表したが、乗客数の減少傾向は継続しており厳しい状況だ。同社は今後、ロシアなど独立国家共同体諸国から西欧に向かう顧客の獲得に力を入れる考えだ。
\チェスキー・エアロホールディングは昨年設立された持株会社で、CSAとプラハ・ルズィニエ空港を運営するLetiste Prahaを傘下に持つ。(1CZK=4.08JPY)
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