マレーブ・ハンガリー航空が経営破綻により運航を停止していることを受け、同航空のハブ空港であるブダペスト空港の経営が悪化している。リスト・フェレンツ・ブダペスト国際空港は15日、従業員を一部解雇すると発表した。労働局にはすでに報告済みで、労働組合との交渉を開始したという。
\マレーブ航空が今月3日に運航を停止したため、ブダペスト空港の利用者が大幅に減少している。昨年同空港を利用したマレーブの乗客は320万人だった。マレーブに代わり競合のエアラインがブダペスト便を増やしたため、利用客で100万人を確保できたものの、先行きは依然として厳しい状況にある。
\ブダペスト空港は現状を打開するために、今年予定していたマレーブ航空向けの新ターミナル、貨物ターミナル、空港ホテルの建設（投資規模6,000万ユーロ）を中止。これに加え空港従業員の250人（全体の20～25％）をリストラすることを決定した。
\なお、空港事業会社は今後の就職を斡旋するなど、リストラの対象となる従業員を支援していくとしている。
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