2012/3/7

ロシア

ロシア石油2位のルクオイル、中国に天然ガスを供給

この記事の要約

ロシア石油2位のルクオイルは2日、ウズベキスタンの提携先を通じて中国に天然ガスの供給を開始したと発表した。ウズベキスタンで生産するガスをパイプラインで輸送する。中国はガスプロムとのガス交渉が難航。他の調達ルートとしてトル […]

ロシア石油2位のルクオイルは2日、ウズベキスタンの提携先を通じて中国に天然ガスの供給を開始したと発表した。ウズベキスタンで生産するガスをパイプラインで輸送する。中国はガスプロムとのガス交渉が難航。他の調達ルートとしてトルクメニスタンからカザフスタン、ウズベキスタンを経由して中国に通じるパイプラインを建設し、同ルートからの輸入を増やしている。

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ルクオイルはウズベキスタン国営石油公社にガスを供給している。同社が中国と契約を結んだことにより、その一部が中国に転売されることになったという。規模などの詳細は発表されていない。

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フェドゥン副社長は、ウズベキスタンのパイプラインプロジェクトは採算性が高いと満足の意を表明している。昨年6月の時点の発表によると、ルクオイルはウズベキスタンでピーク時に年190億立方メートル(1億1,950万BOE=石油換算バレル)の天然ガスを生産する予定だ。ウズベキスタンへの販売では昨年の1BOE当たりの純益が18米ドルと、西シベリア産石油の11ドルに比べて利益が大きい。(東欧経済ニュース11月30日号「トルクメニスタン、中国へのガス供給を拡大」、2009年12月16日号「中国=トルクメニスタンのパイプラインが開通」を参照)

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