2012/3/14

総合・マクロ

ポーランドとリトアニアの電力網を結合、2015年に送電開始

この記事の要約

ポーランドのエネルギー最大手PGEとリトアニアの送電網事業者リトグリッドが、両国の電力網を結合する「リトポル・リンク(LitPol Link)」を敷設することで昨年12月に合意していたことが、このほど明らかになった。バル […]

ポーランドのエネルギー最大手PGEとリトアニアの送電網事業者リトグリッドが、両国の電力網を結合する「リトポル・リンク(LitPol Link)」を敷設することで昨年12月に合意していたことが、このほど明らかになった。バルト三国と西欧の送電インフラを結合し、欧州電力市場の統合を進めるプロジェクトの一環で、投資規模は3億7,100万ユーロと見積もられている。

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送電容量は2015年の稼働時に500メガワット、2020年に1,000メガワットとなる予定だ。運営はポーランドの送電会社PSEとリトグリッドが担当する。

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ポーランドは同プロジェクトを構成する北東部の送電インフラの近代化に向けて、欧州連合から2億1,300万ユーロの助成金の交付を受けた。

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ポーランドとリトアニアはともにロシアへのエネルギー依存を弱める政策をとっている。ポーランドはシェールガス開発でエネルギー輸入国から輸出国へ転換したい意向で、リトアニアも同国からのシェールガス輸入の可能性に注目している。

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