ロシア国営の対外貿易銀行（VTB）が進める自社株買い計画で、同行は12日、株主からの申し込み受付を開始したと発表した。譲渡を希望する株主は、VTBのリテール部門であるVTB24の支店で来月13日までに申し込み、同16日から30日にかけて代金が支払われる。
\プーチン首相は先月、個人や企業の株主を対象に自社株買いを実施すると発表した。VTBによると、買い取り価格は2007年の新規株式公開（IPO）当時の1株当たり13.6コペイカ（1ルーブル＝100コペイカ）で、これは現在の同社株価のおよそ2倍。IPOで株式を取得し、2月1日現在で株主となっていることが自社株買いの条件で、株主数は11万4,000人となる。買い取り額は1人最高50万ルーブルという上限が定められており、買い取り総額は130億ルーブルになる見通し。
\VTBによると、12日の申し込み受付開始から午前中だけで1,500件の申し込みがあったという。
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