ハンガリー中央統計局(KSH)が26日発表した2012年1月の小売売上は5,615億フォリントに上った。営業日数調整後で前年同月を0.6%上回ったが、昨年12月の1.6%増より小幅な伸びとなった。前月比では0.2%減少した。2011年通年の小売売上は前年比0.2%増で、5年ぶりに前年を上回った。
\1月の小売売上は、食品・飲料・タバコ製品販売業(非専門店含む)が前年同月比1.1%増、非食品販売業が2.0%増。通信・ネット販売は小売全体に占める割合は小さいものの、32.3%増と引き続き急成長を示した。衣料品・靴(8.4%増)や化粧品(10.8%)の販売も好調だった。一方、ガソリンスタンドは売上不振。自動車燃料の売上は2.2%減と1年以上も落ち込んでいる。ただ、前月比では0.8%増で4カ月ぶりに上向いた。
\小売とは別に集計される自動車・自動車部品販売業の1月売上は前年同月比10.6%の大幅増となった。1年前の売上水準が低かったことに加え、年初に自動車登録税が引き下げられたことが販売拡大に追い風となった。2011年は通年で前年比4.5%減だった。
\(1HUF=0.37JPY)
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