ポーランドの石炭生産最大手カンパニア・ヴェングロヴァ(KW)が中国の上海電気集団(SEG)と提携し、ポーランド南部のシロンスクに石炭火力発電所を建設することを計画している。ポーランドの経済誌『Dziennik Gazeta Prawna』がこのほど、SEGのポーランド代表を務めるマーレック・フリディッヒ氏の発言として報じた。
\KWのロボンジスカ最高経営責任者(CEO)は同報道について明言を避けたが、当該石炭火力発電所の建設プロジェクトではアジア企業2社と交渉していることを示唆した。また、同CEOによると、同社は現在、新発電所の設計提案などを審査しており、今年末までに契約できる見通しという。
\新石炭火力発電所の総出力は900メガワット(MW)で、閉鎖されたチェゾット炭鉱跡地に建設される。プロジェクトの投資額は50億ズロチが見込まれており、2018年の稼働を目指している。(1PLN=25.49JPY)
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