2012/5/2

ポーランド

3月失業率13.3%、5カ月ぶり低下

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が25日発表した3月の失業率は13.3%で、2月に比べ0.2ポイント低下した。昨年11月以来、5カ月ぶりに失業率上昇にブレーキがかかった。3月末時点の失業登録者総数は214万2,000人で2 […]

ポーランド中央統計局(GUS)が25日発表した3月の失業率は13.3%で、2月に比べ0.2ポイント低下した。昨年11月以来、5カ月ぶりに失業率上昇にブレーキがかかった。3月末時点の失業登録者総数は214万2,000人で2月に比べ2万6,000人減少し、新規失業登録者数も19万3,700人で1万7,300人減った。

\

求人数も2月を44%上回る8万6,900件に大幅増加し、雇用市場の回復を示した。ただ、3月の失業率低下には、春に建設業や農業などの雇用が拡大するという季節要因も影響している。地元英字情報サイト『ワルシャワ・ヴォイス』によると、国内企業303社が合計2万3,600人の雇用削減を計画しており、今後の雇用環境は厳しそうだ。

\

当面は、夏に開催されるサッカー欧州選手権に関連して最大8万人の雇用創出が期待されるが、秋には失業率が再び上昇する懸念がある。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |