英金融大手HSBCとマークイットが2日発表したポーランドの4月製造業購買担当者指数(PMI)は49.2となり、アナリストの予測を0.2ポイント下回った。景気の分岐点となる50を下回ったのは過去6カ月間で3回めで、経済の減速が明確となっている。3月は50.1だった。
\新規受注の減少、生産のゼロ成長が足を引っ張った。HSBCのエコノミスト、ウルバンスカ氏は「3月の工業生産の伸びが0.7%と前月の4.6%から急速に鈍化したことに示されるように、経済の減速が顕著だ。昨年下半期に国外新規受注が大幅に減った影響が出ている。国外・国内受注とも4月は2009年6月以来で最低の水準に低下した」とコメントしている。
\ポーランドのPMIは300社の購買担当者を対象に調査し、算出している。50ポイントを上回れば生産活動の拡大、下回れば生産活動の縮小を意味する。
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