2012/5/9

ハンガリー

住宅建設低迷、1-3月の新築22%減

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が3日発表した2012年1-3月期の住宅新築戸数は2,444戸で、前年同期を22%下回った。住宅建設市場は2001年第2四半期から低迷が続いている。建設許可戸数は2,164戸で10.5%減少 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が3日発表した2012年1-3月期の住宅新築戸数は2,444戸で、前年同期を22%下回った。住宅建設市場は2001年第2四半期から低迷が続いている。建設許可戸数は2,164戸で10.5%減少した。

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ブダペストを中心とした国内中部の住宅建設が特に低調だ。中部は数年前まで新築戸数の約3分の2を占める主力地域だったが、第1四半期には前年同期比47%減の893件に落ち込んだ。ブダペストでは建売物件が1,099戸から212戸に激減している。一方、東部の北グレート・プレイン地方(143%増)や西トランスダヌビア地方(14.3%増)では住宅建設が上向いている。

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発注者別に見ると、住宅開発業者の割合が前年同期の49%から41%に減少し、個人発注者が50%から57%に増えた。発注者自身が入居者である割合も48%から53%に増えた。集合住宅に占める家族向け住宅の割合は45%から53%に増え、平均居住面積も97平方メートルと4平方メートル広くなった。一方、取り壊しとなった住宅数は650戸で前年同期の2倍に増えた。

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