2012/5/9

チェコ・スロバキア

チェコのトラムメーカー、国外で受注拡大目指す

この記事の要約

トラム(路面電車)の生産を手がけるチェコのシュコダ・トランスポーテーションは、ドイツでの受注拡大を目指す方針だ。4月25日付けの『プラハ・ポスト』紙が伝えた。\ シュコダ・トランスポーテーションの広報を担当するチェルナー […]

トラム(路面電車)の生産を手がけるチェコのシュコダ・トランスポーテーションは、ドイツでの受注拡大を目指す方針だ。4月25日付けの『プラハ・ポスト』紙が伝えた。

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シュコダ・トランスポーテーションの広報を担当するチェルナー氏は『プラハ・ポスト』紙の取材に対し、「60を超える都市交通会社があるドイツは非常に重要で規模の大きいマーケットだ」と語り、今年は5件から6件の入札に参加を予定していることを明らかにした。同社は4月中旬に受注獲得を狙っている都市の一つである東部ケムニッツで「15T ForCity」モデルのテスト走行を実施した。シュコダ・トランスポーテーションはプラハ、ブルノなどチェコ国内の都市のほか、ワルシャワ、リガ、カリアリにもトラムを納入した実績を持ち、最近はハンガリーのミシュコルツで31両の受注を獲得している。

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一方、シュコダ・トランスポーテーションの競合であるイネコンは、米国市場の開拓に力を入れている。2月にはシアトルで2,660万米ドル相当の受注を獲得した。ハロウン海外営業部長によると、米国では40~50の都市でトラムの導入が検討されており、世界で最も成長が期待されるマーケットの一つだという。

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