2012/5/16

総合・マクロ

ノルド・ストリーム、輸送能力強化を検討

この記事の要約

バルト海底パイプラインを運営する企業連合、ノルド・ストリームが、輸送能力の強化を検討している。今後数十年にわたり、欧州でのガス需要が拡大するとの見通しに基づいたもので、従来計画していた2本のパイプラインに加え、最大2本を […]

バルト海底パイプラインを運営する企業連合、ノルド・ストリームが、輸送能力の強化を検討している。今後数十年にわたり、欧州でのガス需要が拡大するとの見通しに基づいたもので、従来計画していた2本のパイプラインに加え、最大2本を追加して敷設する方針だ。今後8カ月間で事業化調査を実施する。

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ロシアのヴィボルグとドイツのルブミンを結ぶ第1パイプラインは半年前に稼動した。これまでに、ロシアからドイツへ40億立方メートルを輸送したという。第2パイプラインは今秋完成の予定で、2本あわせた輸送能力は550億立方メートルに拡大する。現在のところ、第1パイプラインの稼働率は33%程度にとどまっている。

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ノルド・ストリームにはガスプロムが51%資本参加しているほか、ドイツのヴィンタースハル(BASFグループ)とエーオン・ルールガスが各15.5%、オランダのガスニーとフランスGDFスエズが各9%出資する。

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