2012/5/23

ロシア

モスクワで充電インフラ整備進む

この記事の要約

モスクワでは電力会社MOESKが主導する電気自動車(EV)の充電スタンド整備プロジェクトが近く完了する。ロシアでこれまでに販売されたEVは約100台にとどまっているが、充電インフラの設置が進むことで普及の追い風となるか注 […]

モスクワでは電力会社MOESKが主導する電気自動車(EV)の充電スタンド整備プロジェクトが近く完了する。ロシアでこれまでに販売されたEVは約100台にとどまっているが、充電インフラの設置が進むことで普及の追い風となるか注目されている。

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MOESKは昨年11月、充電インフラを手がけるレボルタ、三菱自動車傘下の自動車販売会社ロルフ・インポートなどと共同でモスクワ市内と近郊に28カ所の充電スタンドを試験的に設置すると発表した。プロジェクト責任者のツィブレフ氏によると、充電は10月まで無料だという。

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レボルタのヤクベンコ営業部長は、ロシアでEVの普及が進まない理由として充電インフラの不足を挙げる。ただ、インフラ整備が進めば普及に弾みがつくと見ており、今年のEV販売台数を100台、来年は400台と予想している。レボルタとMOESK、コンサルティング会社ローランド・ベルガーの共同研究によると、20年までにモスクワ地方のEV保有台数は10万台に達する可能性があるという。

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ロシアで販売されているEVは今のところ三菱自の「アイ・ミーブ」だけ。ロルフ・インポートによると、昨年は41台を販売した。年内に全国の販売代理店の8割で販売が可能になるという。三菱自は15年までにロシアで7種のEVを投入する計画だ。

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