ポーランド政府が予定する化学大手チェフの民営化で、チェコの実業家ズデネク・バカラ氏が応札する方針を固めたようだ。複数の金融筋の情報としてロイター通信が23日報じた。
\すでにメディアでは、バカラ氏の投資会社BXRグループとポーランドのグループ会社が、ポーランドで3つの投資案件に総額1億~3億ズロチ(1億2,800万~3億8,300万米ドル)を投じる計画と報じられていた。
\チェフは2011年通期の純利益が150万ズロチで、時価総額は9億6,800万ズロチ(2億8,500万ドル)と推定される。
\国家資産省は2012~13年に総額150億ズロチの民営化を実施する計画で、全ての化学資産を手放す方針を明らかにしている。チェフの政府出資比率は38.7%。
\チェフよりも規模の大きい化学会社アゾティ・タルヌフについては、ロシアの肥料大手アクロンが今月、株式32%を15億ズロチで買収する提案を行っている。
\バカラ氏は炭鉱会社ニューワールドリソース(NWR)の筆頭株主。
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