トルコは航空宇宙産業の振興に乗り出す。同国は欧州市場向けの自動車供給拠点として評価を確立しているが、将来的には航空宇宙産業でも同様に生産拠点としての地位を築きたい考えだ。
\トルコのバヤル防衛事務次官は21日、防衛・航空産業の国際会議「グローバル・インダストリアル・コーペレーション・コンファレンス(GICC)」が西部イズミールで開催されるのに合わせて記者会見し、トルコが米ロッキード・マーティンのF35戦闘機の開発プロジェクトに参加していることに言及。「トルコ企業はF35計画に参加する他のパートナー国の企業との競争に打ち勝って受注を獲得している。トルコの航空宇宙企業の労働の質、コスト優位性、高水準のプロフェッショナリズムがビジネスチャンスを生み出しており、トルコは自動車産業と同じく(航空宇宙産業でも)重要な製造拠点となりうる」と語った。
\GICCは欧米、アジアの400を超える防衛・航空関連企業が参加し、23日まで開かれた。
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