独小売大手レーヴェの旅行部門(レーヴェ・トゥリスティク)は5月31日、チェコ同業のEXIMホールディングを買収すると発表した。EXIMの資本の51%を取得する。これにより、同国の旅行業界でトップの地位を確保するとともに、スロバキアやポーランド、ハンガリーでも地位を強化する。取引金額は明らかにしていない。
\レーヴェ・トゥリスティクのノルベルト・フィービク最高経営責任者(CEO)は、「レーヴェ・グループは、スーパーマーケットのビラやペニーをチェコで展開している。小売における販売力と経験を活かしてEXIMの旅行事業を強化したい」と述べた。
\レーヴェ・トゥリスティクはドイツ2位の旅行会社。2011年の売上高は45億ユーロだった。
\一方、EXIMは1993年にチュニジアの企業家Ferid Nasr氏が設立。チェコでは最大手の旅行代理店。スロバキア、ポーランド、ハンガリーでも大手旅行会社の一角に食い込んでいる。「EXIMツアー」や「カルタゴ・ツアー」のブランドでパッケージツアーを販売しており、2011年の売上高は2億2,500万ユーロだった。
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