トルコ輸出事業者会(TIM)が5月28日に発表した輸出企業ランキング「トルコの輸出王」によると、同国の輸出企業トップ10のうち半数を自動車メーカーが占めた。
\1位はトルコ石油精製会社(テュプラシュ)。このほか、フォード・オトサン(米フォードとコチ財閥による合弁会社)、オヤック・ルノー(仏ルノーとオヤック財閥による合弁会社)、トファシュ(伊フィアットとコチ財閥による合弁会社)、トゥルク・オートモービル、トヨタ自動車、現代自動車が同国で生産する自動車を輸出するKibar Dis Ticaretがランクインした。
\TIMのデータによると、自動車の輸出高は200億ドル。これに化学製品とアパレルがそれぞれ160億ドルで続いた。
\同国の輸出高は2011年に1,350億ドルに拡大し、前年比で18%の成長を示した。2009年の金融危機で落ち込んだものの、ここ2年も同国最大の輸出先である欧州が債務危機などで揺れる中で35%の成長を記録している。
\エルドアン政権は、2023年までに輸出高を5,000億ドルに拡大する目標を掲げている。政府関係者は、今年の輸出高が前年比11%増の1,490億ドルに達するとみており、同レベルの成長を維持できれば2023年には4,700億ドルに拡大することが見込まれている。
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