2012/6/13

総合・マクロ

政府、水力発電会社をチェコ電力大手に売却

この記事の要約

ポーランド財務省は5日、同国南部にあるニェジィツァ水力発電会社をチェコの電力大手エネルゴ・プロに売却することで合意し、仮契約書に調印したと発表した。取引金額については明らかにしていない。ロイター通信が報じた。取引は201 […]

ポーランド財務省は5日、同国南部にあるニェジィツァ水力発電会社をチェコの電力大手エネルゴ・プロに売却することで合意し、仮契約書に調印したと発表した。取引金額については明らかにしていない。ロイター通信が報じた。取引は2013年の上半期にも完了する予定。

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報道によると、ポーランド政府とエネルゴ・プロは2011年9月に交渉を開始したが、発電所周辺地区の法的問題により中断していた。

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ニェジィツァ水力発電所は、ポーランド南部のピーニーニ(Pieniny)山にあり、出力は約100メガワット(MW)。かつては、ポーランド国営電力会社のタウロンやエネア、エネルガ、精銅大手KGHMの資産管理会社などが買収に関心を示していた。

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同発電会社は2010年に純利益と営業利益(EBITDAベース)をそれぞれ、前年比2倍の3,900万ズロチ(1,109万ドル)と5,500万ズロチに拡大した。売上高でも同51%増の8,100万ズロチを計上した。

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