チェコ統計局が6日発表した建設業の4月実質生産高は前年同月比で2.7％減、前月比では季節調整後で0.5％減となった。今年1～4月累計では、建設ブームだった2008年同期を30.4％下回る水準で、依然として厳しい業況にある。
\4月の生産高を分野別に見ると、建築工事が前年同月比0.6％の小幅減少だったのに対し、土木・エンジニアリング工事は7.8％も落ち込んだ。当局の建設認可件数は10.8％減の8,128件で、同建設金額は2.8％減の237億コルナだった。住宅建設は、着工戸数が前年同月比17.8％の1,863、完成数は28.3％減の1,500だった。特に集合住宅市場が低調で、着工戸数が38.2％、完成戸数が64.8％の激減となった。
\建設投資の低迷を背景に、従業員数50人以上の建設会社の被雇用者数（日雇い就労者等を除く）は1年前に比べ4.3％減、平均月額給与は額面で3.8％減の2万8,826コルナに低下した。(1CZK＝3.87JPY)
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