2012/6/20

総合・マクロ

トルコ航空、LOT買収になお意欲

この記事の要約

今月初めに国営ポーランド航空(LOT)の買収交渉から撤退したトルコ航空のコチル最高経営責任者(CEO)は11日付のポーランド日刊紙『ジェチポスポリタ』に掲載されたインタビューで、買収断念に至った経緯を説明した。\ トルコ […]

今月初めに国営ポーランド航空(LOT)の買収交渉から撤退したトルコ航空のコチル最高経営責任者(CEO)は11日付のポーランド日刊紙『ジェチポスポリタ』に掲載されたインタビューで、買収断念に至った経緯を説明した。

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トルコ航空はLOTの民営化に参加する方向で1月から交渉を進めていたが、「中長期的な事業計画にさほど有益ではない」として今月初頭に買収協議からの撤退を発表した。コチルCEOは『ジェチポスポリタ』紙とのインタビューで、買収を断念した最大の理由は、EUの航空会社に対する外資の過半数出資を認めない法律にあると説明した。同CEOは、EUが航空会社への外資の資本参加を制限していることは承知していたものの、「法律家が何らかの「抜け道」を見つけ出すことを期待していた。しかし残念なことに、それは不可能であることが明らかになった」と語った。そのうえで、EUの出資規制が緩和されれば、再びLOTの買収交渉に復帰する用意があると意欲を見せた。

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