2012/6/20

チェコ・スロバキア

チェコ金融機関、不良債権比率が若干改善

この記事の要約

チェコ国立銀行(CNB)はこのほど、国内金融機関の4月の不良債権比率が5.92%に縮小したと発表した。同月の不良債権額は1,366億コルナだった。3月の5.94%を下回り、2010年5月以来の低水準になった。\ 返済期限 […]

チェコ国立銀行(CNB)はこのほど、国内金融機関の4月の不良債権比率が5.92%に縮小したと発表した。同月の不良債権額は1,366億コルナだった。3月の5.94%を下回り、2010年5月以来の低水準になった。

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返済期限から90日を超えた未回収債権は、個人向け融資の5.07%となり、今年の最高の水準に達した。一方、一般企業向け融資(金融を除く)における不良債権比率は、3月の8.0%から7.92%に下がり、2009年12月以来の低水準となった。不良債権額は、個人向け融資で514億コルナ、一般企業向け融資で660億コルナだった。

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なお、国内金融機関の4月末の融資残高は全体で2兆3,000億コルナ。このうち、8,330億コルナが一般企業向け、1兆100億コルナが個人向けだった。(1CZK=3.89JPY)

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