2012/6/27

チェコ・スロバキア

TPCA、10%の人員削減へ

この記事の要約

トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社であるトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)がコリーン工場で250人の削減に踏み切る。これにより、西欧・南欧市場における受注減に対応する。\ 5月以降、 […]

トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社であるトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)がコリーン工場で250人の削減に踏み切る。これにより、西欧・南欧市場における受注減に対応する。

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5月以降、有期雇用契約の延長中止や、PSAのスロバキア・トルナバ工場および国内サプライヤーへの転属などを通じて人員削減を進めてきたが、追加的な措置が必要と判断した。希望退職者を募り、法で定められた額を上回る一時金を支給する方針だ。5月末現在の従業員数は2,800人だった。

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TPCAは金融危機の影響に揺れた2009年に生産台数が33万2,489台で過去最高を記録した。各国で実施された新車買い替え奨励措置が追い風となり、小型車の需要が拡大したためだ。しかし、その反動で以降は低下する傾向にあり、昨年の生産台数は前年比8.5%減の27万705台にとどまった。

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また、昨年の売上高は10%減の393億コルナ、税引き前利益は74%減の3億7,100万コルナ(1,460万ユーロ)に後退した。

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TPCAは2005年にコリーン工場の操業を開始。年間生産能力は34万台に上る。

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