大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が先ごろ行った調査によると、トルコのビジネスマンの8割近くは汚職が日常的な問題であり、改善のための取り組みが必要であると考えている。
\E&Yの調査は欧州24カ国のビジネスマン2,365人を対象に行われ、トルコでは105人が回答した。これによると、過去2年間に職場での汚職が増加したと答えた人は全体の17%で、昨年の14%から増えた。E&Yは、世界的な景気減速に伴いビジネスの場で経済的圧力が高まり、不正行為の増加につながっていると分析する。この分析を裏付けるように、業績を向上させるというプレッシャーにさらされていると答えた人は83%にのぼり、74%が目標を達成するために賄賂を利用する可能性があると答えている。
\一方、企業の汚職対策を信頼していると答えた人の割合は42%で、前回調査の46%から低下した。また、46%の人が汚職撲滅のための法制度の整備が不十分であると考えており、41%が法の厳格な執行を求めている。
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