2012/7/4

ハンガリー

ブダペスト、年夏にも混雑税導入

この記事の要約

ハンガリーの首都ブダペストのタルローシュ市長はこのほど、来年夏にも市中心部で混雑税を導入する方針を明らかにした。経営が悪化しているブダペスト交通公社(BKV)の財政基盤を強化することが狙い。\ タルローシュ市長は混雑税に […]

ハンガリーの首都ブダペストのタルローシュ市長はこのほど、来年夏にも市中心部で混雑税を導入する方針を明らかにした。経営が悪化しているブダペスト交通公社(BKV)の財政基盤を強化することが狙い。

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タルローシュ市長は混雑税について「BKVの必要財源を確保するために不可欠だ」と述べるとともに、地下鉄4号線の建設プロジェクトに補助金を交付する前提条件として欧州連合(EU)が混雑税の導入を求めていると説明した。

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混雑税は1日当たり400~500フォリントとなる見込みで、地下鉄乗車券(1回320フォリント)を上回る水準だ。課金対象となる地域に居住する市民は課金されない。課金される時間帯や曜日、社用車や運送会社を利用する人への割引措置を設けるかどうかなどの詳細については今後詰める。地元紙『ネープサバッチャーグ』によると、混雑税導入に伴う費用は150億フォリントだが、市議会での試算では税収は初年度に80億フォリント、2014年に200億フォリントが見込めるという。(1HUF=0.35JPY)

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