2012/7/11

ポーランド

旅行大手が倒産、4500人が国外に置き去り

この記事の要約

ポーランドの旅行大手であるスカイクラブが4日、破産を申請した。同国の旅行会社倒産としては過去最大規模で、国外10カ国に旅行客4,500人以上が取り残される事態となった。これらの旅客はマゾフシェ県当局が帰国の手配を行った。 […]

ポーランドの旅行大手であるスカイクラブが4日、破産を申請した。同国の旅行会社倒産としては過去最大規模で、国外10カ国に旅行客4,500人以上が取り残される事態となった。これらの旅客はマゾフシェ県当局が帰国の手配を行った。

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スカイクラブは2006年にサービスを開始した。昨年9月に競合のトリアダ(Triada)の事業を買収したが、今年4月に倒産した。その後、「トリアダ」はスカイクラブのブランド名として使われていた。

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旅行客の滞在先は、トルコ、ギリシャ、スペイン、モロッコ、チュニジア、エジプト、ポルトガル、キプロス、ブルガリア、キューバの10カ国。トルコとキューバではホテルが即時チェックアウトを求めたため、混乱が強まった。

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旅客の帰国手配はワルシャワのあるマゾフシェ県当局が担当した。旅行会社の補償基金が支払う2,500万ズロチがその資金となった。

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旅行大手の破産としては2010年9月のオルビス・トラベルの例がある。このときは1,000人以上の旅行客が国外に滞在していた。同じ頃に倒産したセレクトゥアーズ(Selectours)の場合もその数は2,000人以上に上った。

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