ロシアのトラック最大手カマズは4日、1‐6月期のトラック生産が前年同期比15%増の2万6,350台に拡大したと発表した。さらに、カマズとクミンズ・カマ(米エンジン大手クミンズ、独ZFフリードリヒスハーフェン、カマズが出資)のエンジン合弁会社は、同3,500基増の2万8,500基を生産した。
\また、スペア部品の需要も増え、当該部門の売上高が前年同期比100%増の67億ルーブルに急拡大した。
\なお、カマズの今後の成長を見込み、独ダイムラーが現在、同社への出資率を引き上げて経営支配権を取得することを狙っている。ダイムラーは今年3月、ロシアの投資銀行トロイカ・ディアローグからカマズの株式の10%を取得し、出資比率を25%プラス1株に引き上げ、少数阻止株を握った。(東欧経済ニュース3月21日号「独ダイムラー、ロシア商用車最大手の少数阻止株獲得へ」参照)
\(1RUB=2.41JPY)
\