ポーランドIT最大手のアッセコが、国内同業シグニティに対する敵対的買収(TOB)を断念した。7月9日までに競争・消費者保護局の許可を得ることを買収の条件としていたが、同日までに決定が下りなかったため。同社はシグニティの買収による金融、行政、エネルギー分野の事業拡大を狙っていた。
\アッセコはシグニティに1株当たり21ズロチでの買収を提案。総額2億5,000万ズロチでの買収を計画していたが、シグニティの経営役員会や、同社の最大株主である投資ファンドのレッグ・メーソンは買収価格が低すぎるとして、これを拒否していた。
\アッセコの広報担当者は、期限内に当局の許可が下りなかったため今回の買収は断念するが、最終的に当局の許可が下りれば、2年以内に買収を再提案する可能性があるとしている。
\(1PLN=23.25JPY)
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