2012/7/25

ポーランド

政府保有のPKO銀株放出、31億ズロチ規模

この記事の要約

ポーランドの国内銀行最大手PKO銀行の政府保有株売却にあたり、ブックビルディング方式(需要積み上げ方式)による売却価格が18日決まり、1株あたり32.5ズロチとなった。財務省がこの価格を受け入れれば、出資シェア7.74% […]

ポーランドの国内銀行最大手PKO銀行の政府保有株売却にあたり、ブックビルディング方式(需要積み上げ方式)による売却価格が18日決まり、1株あたり32.5ズロチとなった。財務省がこの価格を受け入れれば、出資シェア7.74%に相当する9,800万株の売却収入は31億8,500万ズロチに上る。これまで行われたブックビルディング方式による国有資産売却としては最大規模となる。

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政府は、PKO銀行に財務省を通して40.99%、国営資産管理会社BGKを通して10.24%を出資している。出資比率を株主総会の決議を単独で阻止できる25%以下まで減らす方針だが、今回の出資売却後、180日間は残存保有株の放出を控える。

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政府は今年、国有資産売却で総額100億ズロチの収入を目指している。上半期には国営エネルギー会社PGEなどの出資を売却し、約30億ズロチの収入を確保している。

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(1PLN=22.56JPY)

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