ハンガリーとオーストリアが共同運営する地域鉄道会社、ジュール・ショプロン・エーベンフルト鉄道(Gysev)はこのほど、2つの路線の電化計画で、ハンガリー政府と欧州連合(EU)から約200億フォリント(7,100万ユーロ)の補助金を受けることが決まったと明らかにした。
\電化されるのは、ポルパーツ~モションソルノク間(87キロメートル)とソンバトヘイ~ザラセンティバーン間(50キロメートル)の2路線。電化工事は架線の設置や安全装置の更新、軌道補強などを内容とし、2015年秋に完了する見込み。工事費用はポルパーツ~モションソルノク間が120億フォリント、ソンバトヘイ~ザラセンティバーン間が83億5,000万フォリント。費用の85%をEUが、15%をハンガリー政府が負担する。
\Gysevはハンガリー西部とオーストリアを結ぶ路線を運営しており、総延長は約500キロメートル。貨物の取扱高は年間650万トン、旅客数は同500万人となっている。Gysevにはハンガリー政府が65.6%、オーストリア政府が28.2%、オーストリア建設大手ストラバグが6.1%をそれぞれ出資する。(1HUF=0.33JPY)
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