ハンガリーの首都ブダペストで市内交通の効率化とサービス向上を目的とした『Futar』プロジェクトがスタートした。中東欧情報サイト『nov-ost.info』によると、プダペスト近距離交通サービス(BKV)と市交通局(BKV)が提携し、路上交通誘導システムと顧客情報システムを統合した刷新的な交通管理システムの構築に取り組む。投資額は67億フォリントで、EUから約1,400万ユーロの助成金を受ける。
\運行中の車両の位置確認は現在、無線システムを使って運転手に直接聞くという非効率的な方法で行われている。GPS(衛星を利用した米国の全地球測位システム)を利用した新システムでは、市内を走る約2,300台のバスと路面電車にGPS受信機を装備し、常時、位置確認できるようになる。地下鉄や路面電車で運航トラブルがあった場合に、バスの臨時運行を迅速に手配することなどが可能になる。
\2013年中に新システムに切り替える予定だ。257の停留所および交通中継点にデジタル情報掲示板が設置され、利用者にバスの待ち時間などの情報をリアルタイムで提供できるようにする。(1HUF=0.33JPY)
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