ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した5月の鉱工業生産は前年同月比で0.4%低下した。通信機器、消費者電子機器、燃料が前月に続いて減産となった。交通車両や食品は生産が拡大した。労働日数調整後では1.9%の上昇。前月比では労働日数・季節調整後で3.2%の上昇となった。1―5月累計では前年同期を0.7%下回った。
\産業分野別に見ると、交通車両の生産が前年同月比1.9%上昇。上げ幅は特に自動車が約18%と好調だった。コンピュータ・電子・光学機器は14.2%低下と、過去2番目に大きい落ち込みとなった。
\鉱工業の5月輸出高は前年同月比1.7%増で、輸出全体の約3割を占める交通車両が11.6%の大幅増。コンピュータ・電子・光学機器は4.8%減で、1年以上減少が続いている。輸出高は1-5月累計で0.1%増。一方、国内売上は3.3%減で、1-5月累計では1.9%減。5月の新規受注高は前年同月比4.1%減で、国内受注の3.0%減に対し、国外受注は4.3%減。
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